生活を泳ぐ。(🍉)

ADHDとASDと希死念慮。生きるを諦めません。

【一日一捨】Day 5

一日一捨。5日目は2023年のスケジュール帳を捨てる。

2023年のスケジュール手帳

2022年の年の暮れ、書店でこの文庫サイズのスケジュール帳を買った。

使う予定もないのに買って、結局なんにも書き込まないまま一年が過ぎた。

 

もともとスケジュール帳を必要とするほど、私の人生は忙しくない。

アルバイトは毎日同じことの繰り返しで、出張や会議があるわけでもない。

出勤予定はシフト表が紙でもらえるか、今ならスマホですぐ確認できる。

プライベートで旅行や人と会う約束もまったくないし、たまの通院はメモなんかしなくとも覚えておける。

浮世離れしているというか、社会と私のあいだにはなんかフィルターとか膜みたいなものがはられているのじゃないか、という気さえしてくる。

 

どうして私はこうなんだろうな、ってよく思う。

どこで間違えて、どうやったらもとの道に戻れるんだろうか。

それとも私の歩いてきた道は、最初から間違えてたのかもしれない。

そんな出口のないことを、ぐるぐる考えてしまう瞬間がある。

 

発達障害の特性のことを個性だと表現する人がいる。

個性だから気にしなくていい。個性を受け入れよう。

励ましや慰めのつもりで、悪気はないのかもしれない。

けれど私にはどうしてもそうは思えない。

個性という言葉で、なにが許されるのだろう。

私のせいで、両親はたくさん頭を下げた。

私のせいで、友達や恋人は嫌な思いをした。

私のせいで、しわ寄せを受ける職場の人がいる。

 

お互いさま、という言葉は互いに対等でなければいけないと思う。

私みたいに一方的に迷惑をかけている人間が、免罪符みたいに使ってはいけない。

生まれてきてはいけなかったとは思いたくはない。

けれどこんな先天的な脳の異常がなかったら、と考えない日はない。