生活を泳ぐ。(🍉)

ADHDとASDと希死念慮。生きるを諦めません。

トイカメラと歩く。

INSTAX Palを買った。手のひらサイズのインスタントカメラである。

元恋人の影響もあって写真を趣味にしたいと数年前から思っていたのだが、私は視覚から情報を拾う能力が弱め(発達障害の知能検査を受けたときに発覚)なこともあり、ぜんぜん撮る習慣がつかなかった。

そんなときに知ったのがこのINSTAX Pal。去年からずっと欲しい欲しいと思ってて、でもお金ときっかけがなくて迷っていた。

ただこの週末の家出のときに、せっかくなら写真撮ろうと思い立ってついに購入。

いわゆるチェキ。ただpalには印刷機能はなくて、Bluetoothで専用プリンターに接続して現像するか、専用アプリでスマホ上で楽しむ。

ファインダーないしその場で撮った写真を見れないし画質もよくないし、だったらスマホでいいのでは?と思われそうだけど、初心者にはスマホはオーバースペックでとっつきにくい。

私はせっかくこの瞬間を撮りたい!と思っても、(よく分からないくせに)映えとか構図とかを気にしているうちに面倒くさくなり、もういいや~と撮らないで終わってしまうことが多い。

けどINSTAX palは究極にシンプル。ただシャッターを押すだけの操作で雑念の入る余地がないから衝動が逃げない。

私はずっとこういうふうに純粋に写真を撮ること、見ることを楽しみたかったんだなーと思った。

 

それからやっぱり小さいのがいい。約41g。めちゃくちゃ軽い。スマホと全然違う。

私がこれまで写真を習慣にできなかった理由のひとつに、カメラを持ち運ぶ・構える・撮るの一連の動作が手間だということがあった。

カメラって重くて普段持ち歩かない。スマホは鞄とかポケットとかに入れてるからカメラを構えるのがちょっと面倒。

palはそういうプチストレスを解消してくれる。初心者にはほんとに合っていると思う。

 

ただ実際に撮ってみると結構難しかった。ファインダーないしめっちゃブレるし。

ただレンズがかなり広角で適当にパシャパシャしてもわりとちゃんと狙ったものが映る。

綺麗に撮れないのも含めてチェキの楽しみだなと思う。

INSTAX Palで撮った写真たち。

専用アプリではチェキのフレームの形(mini、SQUARE、WIDE)が選べたり、トリミングや簡単な現像もできる。

想像以上に楽しいので専用プリンターも買ってアルバムでも作ろうか悩んでいる。

 

ちなみにpalは英語で友達みたいな意味らしい。

専用アプリを立ち上げると最初に名前を決めるように言われ、予想外でなにも考えてなかったのでとりあえず「ルネスタ(仮)」と命名。

ボディが白で(店舗に行ったらもう白しか在庫がなかった)いつも飲んでる錠剤っぽい見た目だったから。

まあ今はルネスタ飲んでないけど。

いい感じの名前が思いついたら正式な名前をつけたいけど、考えるの面倒だからこの子は永遠にルネスタ(仮)のままだろうな。

できれば長く友達でいて、一緒にいろんな場所へ行きたい。

ルネスタ(仮)が死なない理由のひとつになってくれたら嬉しいなと思う。