なんだか家に居たくない気分でマクドナルドに行った。いつも座っているカウンター席の1番端っこのイスがなくなっていて、そこに煌びやかなクリスマスツリーが立っていた。木(の形をしているだけの置物)に負けた。悔しかった。
脱力して食べたくもないアップルパイを追加で頼む。お金を落とせば木に勝てると思っているのか。自分が虚しくさらに気落ちする。Sサイズのコーヒーをひとつ頼んだくらいで我が物顔をして長居するやつが歓迎されないのは当たり前だよな、と思う。アップルパイごときで挽回できるはずがない。
なんだか文章だと温度感が伝わらないから被害者意識がすごい人みたい。もちろんここに書いたことは冗談で、アップルパイはおいしかった。まあツリーに負けて悔しいのは嘘じゃないけど。
ちなみにコーヒーにスティックシュガーを入れようとしたら勢い余って先が液面についてしまい、湿気で砂糖が固まって詰まった。こんなことってあるんや、まじで人生なんもうまくいかへんやんと思った。普段ブラックしか飲まないから慣れてなかった。たまにいつもと違うことすると事件が起こる。しばらくマドラーでつついていたけどどうにもならず、諦めてスティックの反対側を破って入れた。砂糖入りコーヒーはあんまりおいしくなかった。
明日は先日できた恋人(煙草を吸う人なので今後はラークさんと呼ぶことにする)と出かけることになっている。しかし今から少しうんざりしている。日曜日とは家で体力を回復する日ではないのか。ヒモ活も楽ではない。まあでもクリスマスはお互い仕事があるので会わずに済みそう。
恋人と出かけるというのがどういう感じなのか思い出せない。前に付き合っていた元恋人はしっかりADHDで、一緒に歩いてたはずが気づいたら居なくなっており、しばらくすると「今どこ?」と電話がかかってきた。なんか街中に気になるものがあると抗いがたく吸い寄せられてしまう体質らしかった。いつ思い出してもおもろい。まあでも個人的にはわりと理想のデートだったな。それで最後は喫茶店とかで元恋人のその日の総括を聞くみたいな。美術館とか遊園地とか映画館とか買い物とかも、とりあえず一緒に行って、中では別行動して、帰りに感想を言い合うみたいなのがいい。ゆるく一緒にいる感じ。
ちなみに明日ラークさんと会ってなにをするかはまだ決まってない。ゆるくて助かるけど、ただ優柔不断な人なのかもしれない。そして私も予定が決まってるとプレッシャーになるタイプなので、明日会ってからなにするか考えようと思っている。
最近は短歌が気になってて、自分もやってみたいなあと思っている。けど読み方も詠み方も分からない。旧ツイッターでタイムラインに流れてくるのを見てていくつか好きな歌があっても、それ以上になれないというか、特定の作者を好きになれない。ぱっと情景が浮かぶ分かりやすいものは直感で好きと思えるけど、ちょっとクセがあったりふわっとしたものは良さがイマイチ理解できなくて。感性が乏しいのかな。つらい。
穂村弘の「はじめての短歌」と木下龍也の「天才による凡人のための短歌教室」を持っててて、ふーんと思いながら読んだけどじゃあ自分でも作ってみよう!という段階に至らなかった。やってみたいんだけどなあ。
最近は谷川俊太郎が亡くなったのをきっかけに、「今日は誰にも愛されたかった」を購入。岡野大嗣、木下龍也、谷川俊太郎の共著。まだ読んでる途中だけど連詩の感想戦がすごくおもしろい。これで作品の読み方のヒントが掴めるといいなあ。まあ、作品の解釈にちゃんとした正解なんてないんだろうけど。
最近はそんな感じ。ではでは。