生活を泳ぐ。

ADHDとかASDとか。人生はフィクションです。

なにごともほどほどに

死ぬかと思った。昨晩のことである。

1日の終わりにのんびりお風呂に浸かっていたら、突如として猛烈な空腹感が襲ってきた。なにかおかしいと思う間もなく手足が震え、重力が3倍にでもなったのかと疑うほどのだるさと激しい動悸でまともに立っていられない。

なにが起こったのか分からなかった。ただただ異様におなかが減って、体をふく余裕もなく裸のまま無我夢中で食べ物を求めた。まちがいなく今まで生きてきたなかで最も強い渇望だった。

 

とりあえず手近にあった蜂蜜をぜんぶ飲む勢いで摂取し(プーさんみたいだ……)、落ち着いたところでスマホを手にする。

いったい自分の体になにが起こったのか。

偉大なるGoogle先生が導き出した答え、それは低血糖だった。

めっちゃシンプル。

 

つまり事の顛末はこうだ。

ブログを開設したばかりで浮かれていた私は、ADHD的過集中でブログを触り続け、朝起きてから食べものを一切口にしていなかった。

そのまま夜になり、日課にするつもりの「世界で一番楽な筋トレ&有酸素運動」を行った。

この時点で完全にエネルギー不足だった。なにしろ丸1日水しか飲んでいないのである。

そして普段ならシャワーで済ますところ、機嫌よくお風呂を沸かした。

入浴という行為は体力を使う(ちょっと前に旧Twitterで風呂キャンセル界隈とかいう言葉も広まったくらい、お風呂に入るのはたいへん疲れる)。

結果、湯船のなかで私の体内のエネルギーが完全に枯渇し、低血糖を起こしてしまった。

 

いやあ、死ぬかと思った。

あんなに本能的に食べものを求めたのは人生で初めてだった。

常日頃私が抱いている希死念慮って偽物なんだなとさえ思ったし、逆に本気で命を絶とうとしていた10代の私がいかに異常だったか思い知った。

あの頃と比べれば私は快方に向かっているっぽい。

 

そんなこんなで食事はちゃんと摂らないとまじで倒れるらしいことが分かった。

まともな人間への道のり、まだまだ長いなあ。

なにごとも熱中するのはほどほどに。