生活を泳ぐ。

ADHDとかASDとか。人生はフィクションです。

服薬と憂鬱

精神科の薬を飲むのが嫌いだ。

いつまで飲み続ければいいのか分からなくて不安だからだ。

ずっと同じ薬を飲んでいたら効きが悪くなるかもしれないし、薬なしじゃ生活できなくなるかもしれない。

そう考えると飲むのがこわい。

徐々に量を増やすタイプの薬とかは、私は増やしたタイミングで必ず副作用でしんどくなるのも憂鬱ポイント。

調子がよくなったと思って少しずつ減薬・断薬してもまた体調が悪くなったりするのも困る。

あとシンプルに薬代が高い。

 

そもそも毎日きちんと服薬するのが難しい。これはADHD特性が影響しているのかもしれない。

今は3種類しか薬を飲んでいないので管理も少しましだけど、それでも飲み忘れる。

状態がひどいときはもっとたくさん薬が出ていて、いちいち飲むのが面倒くさくなったりしてしまっていた。

それからたくさん出ているとどの薬が効いててどの薬が効いてないのかもイマイチよく分からない。

穏やかに効果が出るタイプの薬だと余計に分からない。

もともと自分の状態に無頓着なのもあって、あとから考えたら調子がいい/悪いかも、レベルだとほんとによく分からない。

 

もうひとつ嫌なのは、一度出された薬を断りにくいこと。

これは私の性格なのだけど、自分の言いたいことを伝えられず相手の言いなりになってしまう。

先生にいろいろ聞かれるが、せっかく処方してもらったのに効かないとか別の薬を試したいと言うのは失礼な気がして言えない。

ADHD薬についてもほんとうはコンサータを併用してみたいし、抗うつ薬もほかの種類のものを試してみたい気持ちがあるのだけど。

わがままで面倒な患者だと思われたくない、嫌われたくない、とどうしても思ってなにも話せなくなる。通院している意味がない。

こういう性格は親の暴力に晒されてきた弊害だろうなと思う。

閉鎖的な田舎で育ったから逃げ場もなく親が絶対だったせいで自分を抑え込んで他人の顔色を伺う癖がついてしまった。

しんどい。恨んでいる。

 

いつか薬を飲まなくてもいい日が来るのか、一生飲み続けなければいけないのか。

分からないから余計に憂鬱だ。

けれど処方された薬はちゃんと飲まないとだめなんだろうな。

メンタルのお薬は症状に対してはっきりした正解がないっぽいから難しい。

いつか精神科を卒業したいけど、どうかなあ。