生活を泳ぐ。

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自分にとってお守りのような曲5選

お題「自分にとってお守りのような曲5選」

ブログを回っていてこんなお題を見つけて書いてみたくなった。

好きな曲はたくさんあるけど、お守りみたいな曲ってなんだろう。

 

ちなみに私はメロディよりも歌詞を聴くタイプなので、音楽的なことはよく分からない。

今回は曲のタイトルをクリックすると歌詞が読めるページに飛べるようにしているので、お時間があればぜひ歌詞全文を読んでほしい。

 

それでは5曲。特に好きなフレーズと一緒に紹介していく。

SHE’S / Be Here

何も聞こえない

暗い深海に沈んでいくあなたの

寂しさ怖さを知りたいんだ

作詞・作曲:井上竜馬

4人組ピアノロックバンドSHE'Sの4枚目アルバム「Tragicomedy」より。

引用は歌い出しと最後に繰り返される(少し歌詞が変わるけど)部分から。気分が沈んでいるとき、寄り添おうとしくれる言葉だけでも救われる。

やさしいピアノの音色と全編とおしてやわらかい歌詞で、聴いていると毛布に包まれているような安心感で泣いてしまう。

お守りのような曲と言われて最初に思いついたのがこの曲。

YouTubeにAcoustic Sessionも上がっているので(できればヘッドフォンで)ぜひ聴いてほしい。

UVERworld / 7日目の決意

君は冬の夢を見て鳴く蝉

明日こそ願いが叶うことを信じて

7日目を生き抜くんだね

作詞・作曲:TAKUYA∞

6人組ロックバンドUVERWorldの26枚目シングル表題曲。

引用は1番サビの部分。蝉って地上に出て1週間ぐらいで死ぬけど、一生懸命生きてる。では僕たちはどうか?と問いかけられる。生きることに消極的な私にとって、こういうエネルギッシュな曲はつらいこともあるんだけど、この曲は何度も聴いてしまう魅力がある。

UVERWorldは歌詞も曲も直情的で熱いものが多くて、個人的にあんまりよく聴くわけじゃないけど、聴くたびに「人生を諦めない」って思える、大切にしたい曲。

ちなみにPVは2バージョンあって今回はドラマ仕立てになっている方を貼る。

曲自体は4:30くらいからだけど、お時間あれば最初から見てほしい。

ヨルシカ / チノカテ

ずっと叶えたかった夢が貴方を縛っていないだろうか?

それを諦めていいと言える勇気が少しでもあったら

本当に欲しかったものも鞄もペンも捨てよう

町へ出よう

作詞・作曲:n-buna

ニコニコ動画出身のコンポーザーn-bunaとボーカルsuisが組んだバンド・ヨルシカの楽曲。のちにアルバム「幻燈」に収録された。

引用は2番の歌詞から。諦めていい。誰かにそう言われたかったことが、私はこれまでの人生でたくさんあった。そういう感情をやさしく肯定してくれる歌詞だと思う。

n-bunaさんは文学に造詣が深くて、よく文学作品をオマージュしているんですね。

この曲はアンドレ・ジット『地の糧』がモチーフで、「この本を捨てよう、町へ出よう」という象徴的な一節が曲の歌詞にも取り入れられている。

このフレーズは寺山修司が評論集のタイトル『書を捨てよ、町へ出よう』に引用したことでも有名。私はどっちも積読したまま手をつけられてないけど。

ちなみにヨルシカ×新潮文庫コラボの特別カバー本が過去に出ていた。ぜんぶ持ってたけど、病んでた時期にスパッと売ってしまった。

坂本真綾 / 光あれ

もしも今この声が 誰かに届いてるなら

手を振ってくれないか 無力すぎる僕のために

いつかまたぬくもりを抱いて歩いてみせる

その力信じたい 生まれ変わる勇気はもう 僕の中に

作詞:坂本真綾 作曲:菅野よう子

声優・歌手・文筆など広く活動する坂本真綾の4枚目アルバム『少年アリス』より。

2つ引用した歌詞はどちらもラストサビの部分から。無力だって自覚しながら、生まれ変わることを力強く宣言する歌詞に勇気をもらえた。

坂本真綾はこの曲の製作中ミュージカル『レ・ミゼラブル』にも出ていて、エポニーヌを演じるなかでいろいろ思い悩んでいたらしく、自分を鼓舞するために書いた歌詞だそう。当時23歳。すごいなあ。

あまりに曲の明度が高すぎて、ライブで聴いたときは号泣して座り込んでしまった。

公式の動画がないのでiTunesを貼っておく。

光あれ

光あれ

  • 坂本真綾
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Carpenters / Rainy days and Mondays

What I've got they used to call the blues

Nothin' is really wrong

Feelin' like I don't belong

Walkin' around

Some kind of lonely clown

Rainy days and Mondays always get me down

作詞:Paul H. Williams 作曲:Roger S. Nichols

あまりにも有名なので説明はいらないかもしれない。なんか歌詞サイトが見つからなかったけど。

Carpentersが1971年に発表した名曲。冒頭のハーモニカとカレンの憂いを帯びた歌声がすごく胸に響く。聴いてるだけでなんというか、にごりのない涙が出るような曲。

引用は2パラグラフめ。初めて読んだとき、こんなに自分の気持ちにぴったりな歌詞あるんだ、と驚いた。精神的につらいとき、同じように感じる人がほかにもいるという事実だけで救われることがある。ほんとうに何回聴いたか分からない。

YouTubeにあるのが公式なのかちょっと分からないので、こちらもiTunesを貼っておく。

作詞者Paul H. Williamsのセルフカバーも味があっていい感じ。

雨の日と月曜日は

雨の日と月曜日は

  • カーペンターズ
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Rainy Days and Mondays

Rainy Days and Mondays

  • ポール・ウィリアムス
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

以上、長くなったけれど私の「自分にとってお守りのような曲5選」でした。

楽しかった。またこういうお題やりたい。