少し前からヒモ活を行っている。つまり、この先ずっと自活していく自信がないので誰か養ってくれる殊勝な相手を探している。まあ女の場合はあんまり「ヒモ」って言わないのかもしれないけど、自分で婚活と言い張るにはちょっとうしろめたいからヒモ活と呼ぶことにした。
でも、そこまで悪いことだとも思っていない。自分で死ぬのがダメで、他人に迷惑をかけるのもダメで、家族で助け合うののが前提になっているこの社会だから。メンタル的に自力で生きていくのが難しくて、でも血の繋がった家族とは断絶してる私としては、もう結婚して他人を家族にするしかない。もし私が動物だったらとっくに淘汰されているだろうけど、残念ながら生き延びてしまった人間である。ヒモ活も生存戦略のひとつと言うことで、ちょっとうしろめたいけど正直なところ許されたいと思ってはいる。
前置きが長くなったけど、結果としてはとりあえず恋人を得た。まずは第一段階クリアというところ。ただそもそも私が人と関わるのあんまり好きじゃないし恋愛感情ベースじゃないのですぐ関係解消になるかもしれない。クリスマス前だしね、タイミング的に向こうもとりあえずで付き合っただけの可能性も充分ある。
相手探しはマッチングアプリ。登録してから反応自体はわりとたくさんもらえたけど、実際にチャットとかで話してみると「この人なんか合わないな」みたいなのが結構多くて難しかった。まあ私自身もこだわり(見た目とか収入とかではなく、考え方の面で)が強めっぽいからどうしても相手が限られてしまう。根気よく数打つのが大事かもしれない。雑談とかのやり取りするが壊滅的に苦手ながら、自分なりに頑張ったと思う。
話してみて違和感がなかったのは最終的に1人だけだった。それで実際にお会いしてみてまあなんの感情も湧かなかったんだけど、そんなに嫌でもなかったのでお試しでお付き合いすることに。
相手とは育ってきた環境がまったく違って、趣味も考え方も共通点がほぼない。5歳年上なのだけど微妙に世代が違うのか微妙に話が合わない。音楽とかテレビ番組とか。まあこれに関しては私が無知なだけかもしれない。でもまったく知らない、マッチングアプリとかなければ関わらなかっただろうタイプの方で個人的にはちょっと興味がある。そして唯一お互いポケモンが好きという点だけでなんとか交際に至った。ピカチュウありがとう。
ただ現時点では結婚願望はなく、しばらく恋人が居なくてさみしかったからとりあえず彼女が欲しかったという話だった。ここから結婚に持っていける自信がまったくない。どうすればヒモになれるのか。作戦を練る必要がある。
自分で言うのもなんだけど私には人間としての魅力がほぼない。まあこれまで人付き合いを避けてきたので仕方ない。このヒモ活が成功しないとしても、少しは人として成長できたらいいな。
現段階ではそんな感じ。また進展があれば記事を書こうと思う。